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2024.4.4

脳波を読み解き、心身を最適化するニューロフィードバックの可能性

あなたの脳は、最高のパフォーマンスを発揮していますか?

集中力や記憶力、感情の安定性…。これらの能力は、私たちの生活に大きな影響を与えます。しかし、多くの人がこれらの能力が低下していると感じています。

脳波は、私たちの思考、感情、行動を反映する鏡のような存在です。そして、ニューロフィードバックは、その鏡を映し出すだけでなく、脳波を鍛えるトレーニングツールとしても活用できます。

脳の筋トレ!ニューロフィードバックで心身を最適化

ニューロフィードバックは、まるで脳波の筋トレのようなものです。自分の脳波をリアルタイムで視覚化し、目標とする脳波パターンに近づけるようにトレーニングすることで、脳機能を改善することができます。

集中力や記憶力を高めたい、不安やうつを軽減したい、睡眠の質を向上させたいなど、様々な目的に合わせたトレーニングプログラムが用意されています。

QEEG検査(ブレインマップ)で脳の状態を可視化

QEEG検査は、脳波を詳細に分析し、脳機能の状態を可視化する検査です。まるで脳の地図を描くように、それぞれの脳波のパターンが活発なのか、弱まっているのかを客観的に評価できます。

従来の脳波検査とは異なり、QEEG検査は脳全体の活動状態を詳細に分析できるため、集中力、衝動性、記憶力、感情の安定性など、様々な脳機能を評価することができます。ニューロフィードバック療法はこのQEEG検査データを基に最適なパーフォーマンスを誘導するようにプログラムされます。

次回のブログでは、脳波について説明し具体的なニューロフィードバックのトレーニング方法を解説します。

 

 中川 朋 (なかがわとも)

株式会社 ホールネス CEO
バイオ・ニューロフィードバック・セラピスト
精神保健福祉士

米国滞在20年以上。米国大学研究機関等に勤める中、バイオフィードバック療法の世界的権威であるサンフランシスコ州立大学統合医療研究所教授、エリック・ぺパ―博士に師事。帰国後は、精神保健福祉士として国内医療機関でバイオ・ニューロセラピストとして従事。発達障がい児童及びグレーゾーンのメンタル・リハビリテーションに関わる。利用者の心身の悩みを軽減し、毎日を活き活きと行動できるよう遠隔支援サービスを提供中。翻訳書に「テックストレスから身を守る方法」(エリック・ペパー著 竹林直紀監修 青春出版社)がある。

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